先週末に日経MJのセミナーに参加してきました。
テーマはこれ!
2009年大ヒット商品の一つ完全ノンアルコールビールテイスト飲料「キリン フリー」の開発担当者さんのセミナーです。
今回開発者のお話を聞いて印象に残ったのはターゲット層とPRの方法です。
この「キリンフリー」のターゲットは「ビールの味や雰囲気を好むビールユーザー全般」なのだそうです。飲酒運撲滅などの社会背景を考え、ビールが飲めないシーンでも安心してビール気分が楽しめるというものです。
私自身はお酒がほとんど飲めず、飲み会=ソフトドリンクでも全然OK。ノンアルコールビールというと「お酒が飲めない人向け」と考えがちですが、開発担当の方はあくまでも「ビール好きな方がターゲット!」ということにこだわったそうです。
次に、「世界初、アルコール0.00%」というPR。
この「0.00%」とゼロを3つ並べたところがポイントだそうです。あるテレビ番組でも「キリン フリー」が成功した理由の一つとして挙げられていました。
「0%」よりもゼロを3つ並べた方が「一切アルコールが入っていない!」という感じがしますよね。
いくらノンアルコール飲料、といわれても今までのものは微量は入っているもの。車を運転する方も「もしかしたら検問でひっかかるかも・・・」と不安を抱えがちですが、「0.00%」というのはお客様に安心と驚きを与えたと言います。
飲酒運転を減らすという社会的意義のある商品として大きな役割を果たしていく商品だと思います。私達もそういった商品をお客様に届けていきたいところです。
ところで、味の方は・・・
私は一度だけ飲みましたが、「うーん、ビールっぽい・・・」
やっぱり私のようなお酒を飲まない人よりもこの商品はビール好きの方こそお試しいただいた方がいいと思います!